ミヤギフトシ連載02:田中慎弥の小説に見る、地方からの視線。
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第2回は、本州の西端で暮らす高校生が巻き込まれる権力と暴力を描いた、小説家・田中慎弥の『燃える家』。地方からの視線で物語を生み出すことで、浮かび上がる問題や歴史がある。小説で描かれた場所を歩きながら、作家の想像力に迫ります。田中慎弥『燃える家』──さまざまな視線の先にある東京 ミヤギフトシ...
View Articleパリ市がお勧めする「文化遺産散歩」!第一次世界大戦編
第一次世界大戦の開戦から今年で100周年。フランスでは2014年から2018年にかけて、様々なイベントや展覧会が開かれています。今回ご紹介するパリ市提案の「文化遺産散歩」もその一環。街中にあるモニュメントやオブジェを観て回ることで、戦中から戦後にかけて、フランスの首都がどのような歴史を歩んできたのかを散歩しながら学ぼうという企画です。第一次世界大戦の舞台となったパリの街を歩く...
View Article説明しにくい魅力!? ジョン・ウッド&ポール・ハリソンの世界
ジョン・ウッド&ポール・ハリソンは、パフォーマンスやアニメーションを取り入れた映像作品で知られるイギリスのアーティストユニット。2015年11月21日〜2016年2月21日、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](東京・初台)にて、彼らの個展を開催しています。日本のテレビ番組でも紹介されたジョン・ウッドとポール・ハリソンのユーモラスな世界をご紹介しましょう。...
View Article振付家・岩渕貞太 注目のパフォーマンス「斑(ふ)」横浜で再演
2016年2月12日~14日、横浜にぎわい座にて、振付家・パフォーマーの岩渕貞太によるパフォーマンス「斑」が再演されます。2014年に発表され話題を呼んだ、注目の舞台作品です。 2016年2月12日~14日、横浜にぎわい座(野毛)にて、パフォーマンス公演「斑(ふ)」が上演されます。 振付を手掛ける岩渕貞太は、身体と空間、音楽の相互関係に着目した作品などで知られる振付家・パフォーマー。...
View Article伊兵衛賞受賞の川内倫子が九州で初個展 初期作から最新作まで
2016年1月23日から、熊本市現代美術館で「川内倫子展 川が私を受け入れてくれた Rinko Kawauchi The river embraced me」が開催されます。初期の代表作から最新作までを見ることができる、九州では初となる個展です。 2016年1月23日〜3月27日、熊本市現代美術館にて「川内倫子展 川が私を受け入れてくれた Rinko Kawauchi The river...
View Article空間と音を操るオリバー・ビアが大和日英基金アートプライズ受賞
イギリス人作家を対象に、日本での個展開催や作品制作、交流活動を支援する「大和日英基金アートプライズ」。第3回は、800名を超える応募から、1985年生まれのオリバー・ビアが選出されました。作曲と美術を学び、様々な手法で「音」について考察する作品を制作するビアは、2015年11月〜12月にかけ、日本国内の2会場で個展を開催しました。...
View Article一冊まるごと『しかしか』! 鹿写真家・石井陽子が写真集を発売
みなさん、鹿は好きですか? 鹿写真家・石井陽子による、「鹿しか」写っていない写真集、『しかしか』がリトルモアブックスより2015年12月14日に発売されました。2016年には東京と大阪で写真展の開催も決定。この機会にあなたも鹿の魅力を満喫してはいかがでしょうか。...
View Article武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」出品作家インタビュー
武蔵野美術大学と朝鮮大学校の2校は、東京都小平市小川町に塀一枚を隔てて並び建っています。2011年、武蔵野美術大学の学生の作品制作をきっかけにして、両校の学生たちを中心にした交流が始まりました。そして、2015年11月13日〜21日には、武蔵野美術大学の修了生および学生の3名と朝鮮大学校の学生2名の作品展「武蔵美×朝鮮大...
View Article写真家が対峙を繰り返した空間。島民が守ってきた対馬の原生林
2016年2月6日〜2月27日、ギャラリー・ハシモト(東京・東日本橋)にて、山本糾の写真展「何も遮るもののない場所」が開かれます。山本が対馬で出会った原生林を写した作品6点が、一堂に展示されます。...
View Articleニコラ・ビュフが贈る、ピエール・エルメのアートなバレンタイン
パリ生まれ、東京在住で、原美術館での個展(「ポリフィーロの夢」、2014年4月19日〜6月29日)の記憶にも新しい、アーティストのニコラ・ビュフ。美術のみならず、オペラやファッションなど、様々な分野で活躍しています。そんなビュフが、今回コラボレーションの相手に選んだのは、「パティスリー界のピカソ」とも呼ばれるパティシエ、ピエール・エルメ。この企画のために、ニコラ・ビュフは「太陽の王国」のエリオスと「...
View Articleシブカルクリエイター・さいあくななちゃんの国内3か所ツアー!
ピンクの絵の具で世界を変える! 2015年10月に開催された「シブカル杯。」に出品し、注目を集めたクリエイター・さいあくななちゃん。彼女の個展「ロックンロールスター」日本三か所ツアーが開催されます。FREAK OUT(東京・中野)で2月25日~28日、cumono gallery(京都)で3月12日~14日、hair room...
View Article小林賢太郎の「コントと演劇のためのアート」が福岡に巡回!
片桐仁とのコントグループ「ラーメンズ」で活動し、劇作家・パフォーミングアーティストとしても知られる小林賢太郎。ほとんどテレビに出演しないのにも関わらず多くのファンを持つ彼は、舞台や映像作品のためのセットや小道具を自ら制作してきました。作品のほか、アトリエで使われている作業机などが展示される「小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術...
View Article野球を描いて6年目! ながさわたかひろの『プロ野球画報』
「プロ野球選手」を自称し、6年間にわたり東京ヤクルトスワローズの試合を描き続けてきた美術家・ながさわたかひろ。2016年1月23日、2015年シーズンの全試合を描いたイラストをまとめた『プロ野球画報 2015 東京ヤクルトスワローズ全試合』(雷鳥社)が出版されます。同日まで、eitoeiko(東京・神楽坂)にて収録作品の展覧会も開催中。ながさわのコメントと、会場の様子をレポートします。...
View Article劇作家オノマリコが描く、「複数の人を同時に愛する」生き方
2016年1月21日〜24日、神奈川芸術劇場(横浜)にて、「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」が上演されています。劇作家オノマリコが、合意の上で複数の性愛関係を築く「ポリアモリー」の日常を描きます。 神奈川県立青少年センター(横浜)では、毎月「マグカル・シアター」と題して、演劇部や演劇サークル、アマチュア劇団などの公演に会場を無料で提供しています。「マグカル・シアター in...
View Article国芳&国貞の大規模浮世絵展、猫スカル缶バッチ付前売券発売開始
2016年3月19日〜6月5日、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、浮世絵展「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳...
View Article注目の画材紹介① アムステルダム×大小島真木
さまざまな観点から開発された個性豊かな画材。実際に使用し、その使い心地を体感することで、作品の幅に拡がりが生まれることもあるでしょう。「注目の画材紹介」のコラムでは、アーティストたちに画材との出会いや創作の可能性について話を聞きます。本コラムでは、ターレンスジャパン社の商品「アムステルダム アクリリックガッシュ」と「アムステルダム...
View Article総勢209名! pixivイラストレーター年鑑2016
2016年1月12日、SNSサイト「pixiv」のオフィシャルブック「pixivイラストレーター年鑑2016」が発売されました。pixivで活躍する総勢209名の作品を収録した、完全保存版の一冊です。世界最大級のイラストコミュニケーションサイト「pixiv」で活躍するイラストレーターの作品が集結...
View ArticleTechを操るハイブリッドデザイナー 小池優子インタビュー
ファッションデザイナーの小池優子は、レーザーカッターなどのテクノロジーを駆使した服飾デザインによって、国際的なファッションコンテスト「ITS2015」で準グランプリを受賞しました。2015年、ファッションブランド「KOIKE.」を立ち上げた小池に、よく利用しているという総合型のモノづくり施設「DMM.make AKIBA」(東京・秋葉原)でインタビューを行いました。テクノロジーとの出会い...
View Article陶芸家・内田鋼一による、萬古(ばんこ)焼の美術館がオープン
「BANKO archive design museum」が、三重県四日市市の伝統工芸品である萬古焼を専門にアーカイブする美術館として、同市に2015年11月27日にオープンしました。 陶芸家の内田鋼一が企画し、内装設計は家具デザイナーとして活躍する小泉誠が担当しています。今後のやきもの業界を見据えて、美術館の設立にいたった経緯と萬古焼の魅力についてうかがいました。...
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