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Channel: bitecho[ビテチョー]
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ピナ・バウシュの代表作『カーネーション』、28年ぶりに上演!

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ダンスと演劇が共演する「タンツテアター」(ダンス演劇)による話題作を次々に発表し、20世紀のダンス・演劇界を変えたと言われている振付家、ピナ・バウシュ。その代表作のひとつである『カーネーション--NELKEN』が、1989年以来、28年ぶりに日本で上演される。

 舞台一面を埋め尽くした無数のカーネーション畑。そこに現れる一人の男性ダンサーが、ジョージ・ガーシュウィンの「The Man I Love(私の愛する人)」を手話で語る。あるいは正装した男女のダンサーが春夏秋冬の仕草で踊りながら、一列で歩む──これらは『カーネーション』に登場する一場面だ。

 ピナ・バウシュは1970年代より、質問をダンサーに投げかけ、その答えを選んでコラージュしていく創作手法を始める。ダンサーたちは、言葉や動き、歌などでその問いに対する答えを表現しながら、自分自身と向き合うことを余儀なくされた。本作は、多種多様な背景を持つダンサーたちの記憶や人生経験が、ピナによって構成された作品となっている。

 2009年にピナが逝去してからも、彼女が芸術監督を務めていた「ヴッパタール舞踊団」がその意志を継ぎ、『カーネーション』は世界各国で上演されてきた。1982年の初演以来、上演回数は200回を超えるなど、その評価は高い。日本では28年ぶりの上演となるこの機会をお見逃しなく。

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『カーネーション―NELKEN』より © Oliver Look

カーネーション―NELKEN
日時:2017年3月16日・17日 19:00開演、3月18日 15:00開演、3月19日 14:00開演
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
住所:埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
電話番号:0570-064-939
料金:S席 11000円(7000円) / A席 7000円(5000円) / B席 5000円(3000円) ※税込・全席指定、()内は25歳以下対象のU-25チケット
チケット発売日:2016年12月3日

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