アン・イーストマン＆落合多武企画の実験的アート・プログラム

この夏、アーティストのアン・イーストマンと落合多武による企画発案のもと、栃木・日光の「トレッドソン別邸」でのワークショップや展覧会と、プロジェクト・スペース statements（東京・渋谷）でのサテライト展で構成されるアートプログラム「Troedsson Villa Mountain School 2016」が開催される。

　実験的なアートプログラムとして企画された本イベントの舞台となるのは、日光東照宮そばの世界遺産エリア内に位置する「トレッドソン別邸」。参加者たちはここを拠点に、ワークショップやパフォーマンスでコミュニケーションをとりあい、表現の可能性を探っていく。

　プログラムには、青木陵子、伊藤存、エイミー・ヤオ、大木裕之、杉戸洋、ニシジマアツシらアーティストのほか、キュレーターの神谷幸江、美術評論家の松井みどりが参加。ワークショップやパフォーマンス、作品制作、現地での展覧会のほか、読書やピクニック、料理といった日常の活動を通じて創造的な時間を過ごし、アートに関わる様々な「実験」を試みる。また、現地で行われるワークショップや森の展覧会を再編し、statementsでのサテライト展で発表する。

　会期中にはイベントの開催や新聞の発行も予定。開催期間は、各3〜4日の「セッション1」「中休みセッション」「セッション2」からなるトレッドソン別邸でのプログラムが7月29日〜8月7日、サテライト展が8月13日〜8月28日。現在、「中休みセッション」と「セッション2」の参加申し込みを受け付けている。申し込み方法の詳細は公式サイトより。