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Channel: bitecho[ビテチョー]
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新たなテーマは「日本の大工仕事」! ガブリエル・オロスコ展

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メキシコ生まれのアーティスト、ガブリエル・オロスコの個展「Visible Labor(目に見える労働)」が、11月20日〜2016年3月20日、ラットホール・ギャラリー(東京・南青山)で開催されています。古材を利用した立体作品により、物体のもつ可能性を広げていきます。

 メキシコシティ、ニューヨーク、パリなど世界各地での生活を経て、2015年から東京に滞在しているガブリエル・オロスコ。ドローイングやペインティング、立体、写真などさまざまな手法による彼の作品は、ユーモラスで予想外な方法で生み出されています。

 日常生活の光景や偶然の発見から想起された作品が多く、ペインティングシリーズ「Samurai Tree」などに代表されるように、ゲーム、マッピング、幾何学への興味を示しています。

 現在開催されている「Visible Labor(目に見える労働)」展では古民家や寺の廃材を用いた立体作品を展示。寺院や住居に用いられる「指物」や「継手」など、日本の伝統的な大工仕事への関心をうかがわせ、歴史的、社会的、経済的というコンテクストを超えた、彫刻や空間の可能性の拡張に挑みます。

ガブリエル・オロスコ展「Visible Labor(目に見える労働)
会期:2015年11月20日~2016年3月20日
場所:ラットホールギャラリー
住所:東京都港区南青山5-5-3 B1
電話番号:03-6419-3581
開館時間:12:00〜20:00
休館日:月曜
URL:http://www.ratholegallery.com/exhibitions/2015/04Orozco/intro.htm#

 ニューヨーク近代美術館やバーゼル市立美術館、ポンピドゥー・センター、東京都現代美術館などで開催された、大規模個展が記憶に新しいオロスコ。想像を超える彼のユニークなアイデアを、楽しんでみてはいかがでしょうか。

『美術手帖』2015年5月号にガブリエル・オロスコのインタビューが掲載されています!


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