2015年12月10日〜27日にかけて、photographers' galleryにて、笠間悠貴写真展「metaphors」が開催されます。山形県とインド北部にある、2つの「月」を舞台に撮影した新作が公開される予定です。
笠間悠貴は現在明治大学大学院に在籍中のアーティスト。2008年の写真展「風景をかじったねずみ」以来、多数の個展、グループ展に出品してきました。本展では、山形県中央の月山と、インド北部のラダック地方の「月世界」と呼ばれる場所で撮影された新作を紹介します。

撮影の地に選ばれた2つの場所は、月面のように植物がなく、荒涼とした場所であるという点で共通しています。風に揺れ動く植物が存在しないため、たとえ風が吹き抜けたとしても、その痕跡を見ることができません。

笠間悠貴写真展「metaphors」
会期:2015年12月10日~27日
場所:photographers' gallery、KULA PHOTO GALLERY
場所:photographers' gallery、KULA PHOTO GALLERY
住所:東京都新宿区新宿2−16−11−401サンフタミビル4F
電話番号:03-5368-2631
風景の細部を頼りに制作された、モノクロ写真の作品たち。写真に写らなかった風にも思いを巡らせることで、作品への解釈がより深まる展覧会です。