現在、森美術館のふもとにオープンしている「村上隆のお花カフェ」。この場所で1月20日、『美術手帖』2016年1月号「村上隆」特集監修者でライター・編集者の橋本麻里さんのトークを行いました。その様子とカフェの模様をレポート。カフェの営業は1月31日まで。まだの方は駆け込み必須です!
一夜限りの特別授業
東京・六本木の森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」。『美術手帖』2016年1月号(2015年12月17日発売)では、この展覧会にあわせて特集を組んでいます。特集監修者の橋本麻里さんの特別授業、題して「村上隆作品の見方、教えます」を1月20日に開催しました。

橋本さんは、特集記事のなかから「東山御物と同朋衆(どうほうしゅう)」「『日本が見た中国』という誤解の系譜」の2つの記事に焦点を当ててレクチャー。
例えば、村上作品について言われる資本主義的な芸術のあり方が、いまに始まったことではなく、過去にも同じような現象があったこと。その現象を知ったうえで作品に目を向けると見方が変わるところがあるのではないかということを、室町時代に足利将軍がコレクションした中国美術の話を中心にお話くださいました。
芸術と政治経済がどのようにかかわってきたか、新しい価値を創出するとはどういうことか、芸術における「誤読」とは何か。3つのテーマを軸にした『美術手帖』の特集は、森美術館のミュージアムショップや、Amazonほかネット書店などで購入できます。
お花づくしの限定カフェ
トークの会場は「村上隆のお花カフェ」。「村上隆の五百羅漢図展」関連イベントとして、約1か月限定でオープンしているお店です。
橋本さんのトークの様子の写真からもわかる通り、カフェは全面、お花、お花、お花。天井には村上さんが六本木ヒルズのオープンにあわせてつくったキャラクター「ロクロク星人」たちがくるくると舞っています。

カフェで味わえるのも、もちろんお花のメニュー。

© Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

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店内にはグッズを購入できるコーナーもあります。編集部イチ押しはぬいぐるみの「ふわふわしゃちょう」と「お花マグカップ」。


ほかにもかわいいアイテムが!

「村上隆の五百羅漢図展」とあわせて楽しみたいカフェは、1月31日までの営業です!
展覧会招待券を5組10名様にプレゼント!
「村上隆の五百羅漢図展」の招待券を、抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は、お名前・メールアドレス・ご住所・「bitecho」の感想を記入のうえ、件名を【bitecho「村上隆の五百羅漢図展」プレゼント】とし、bitecho@bijutsu.pressまでメールをお送りください。応募締切は2016年2月8日。当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
場所:ヒルズ カフェ/スペース
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F
電話番号:03-6406-6000(総合インフォメーション)
営業時間:11:00~23:00(LO フード22:00、ドリンク22:30) *物販は21:00まで
休館日:月休
URL:http://www.roppongihills.com/events/2015/12/hcs_ohana_cafe/
場所:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業時間:10:00〜22:00(火曜10:00〜17:00、いずれも入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:会期中無休
観覧料:一般1600円/学生(高校・大学生)1100円/子ども(4歳~中学生)600円
URL:http://www.mori.art.museum/contents/tm500/index.html