1950年代の日本美術を、約100点の作品で振り返る展覧会「1950年代の日本美術―戦後の出発点」展が、神奈川県立近代美術館 葉山で1月28日から開催される。
1950年代は、日本の社会や政治における激動の時代であると同時に、美術の新しい局面が開拓された重要な時代でもあった。1951年には日本初の公立の近代美術館として、神奈川県立近代美術館が開館。また、銅版画「初年兵哀歌」シリーズで知られる浜田知明や、不条理な社会事件を絵画で追及した山下菊二、ジャンルを超えて自由な表現を求めた「実験工房」、関西を拠点に先鋭的な活動を行った「具体美術協会」の活動もこの時期に始まった。
本展では、戦後、新たな芸術を生み出そうとした美術家たちに焦点を当て、絵画、彫刻、版画に加え、具体美術協会の記録映像や実験工房の《オーストライド》(1953)など貴重な映像を含む約100点を展示。第1章「新しい絵画精神のために」、第2章「『鎌倉近代美術館(カマキン)』の誕生」、第3章「国際化とパリの日本人画家」、第4章「新人たち―『実験工房』と『具体』を中心に」、第5章「社会へのまなざし」で展示が構成され、多様化していく表現形式や、復興とともに変化を遂げる社会と美術の関わりを再検証する。


1950年代の日本美術―戦後の出発点
会期:2017年1月28日~3月26日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色 2208-1
電話番号:046-875-2800
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(3月20日は開館)
入館料:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円
URL:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/ExhibitionTop.do
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色 2208-1
電話番号:046-875-2800
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(3月20日は開館)
入館料:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円
URL:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/ExhibitionTop.do
【関連イベント】
・記念講演会「私の50年代、そして友人たちのこと」(仮題)
日時:2017年1月28日 13:30〜15:00
講師:池田龍雄(アーティスト)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員:70名(当日先着順)
※参加無料
・巻上公一(音楽家)によるパフォーマンス
日時:2017年1月28日 16:00~17:00
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
※参加無料、要当日観覧券
・壁画《女の一生》葉山移設記念イベント
日時:2月4日 14:00~15:00
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員:70名(当日先着順)
※参加無料、要当日観覧券
・学芸員によるギャラリー・トーク
2月11日、3月4日 各日14:00〜14:30
※参加無料、要当日観覧券