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Channel: bitecho[ビテチョー]
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アートバーゼル シティーズ、初の提携都市はブエノスアイレスに

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アートバーゼルは9月8日、新たな戦略となる「Art Basel Cities」(以下「シティーズ」)の提携都市にアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスを選んだと公表した。同プロジェクトはこれまでアートバーゼルが培ってきたノウハウを活かし、世界各国の都市に独自のプログラムを提供するものとして、2016年3月に発表されていた。

「シティーズ」は各都市のカルチャーシーンなどを鑑み、オーダーメイドでプログラムを展開していくもので、今回のブエノスアイレスに関して詳細はまだ発表されていない。しかし2017年の終わりまでには「ワールドクラスのプログラム」を行うとしており、各地で開催されるアートフェア「アートバーゼル」においてもブエノスアイレスのプロジェクトを紹介し、双方向によるアートシーンの活性化を目指していく。

 この初となるパートナーシップ締結に関して、アートバーゼルのグローバル・ディレクター、マーク・スピーゲルは「私たちにとって大きなマイルストーンとなるだろう。ブエノスアイレスのような魅力的で文化的な都市と関係性を持ち、その都市のアートやカルチャーイベントへの関わりを、より拡大させていくつもりだ」とコメント。

 またブエノスアイレス市長のオラシオ・ロドリゲス・ロレッタは「アートはブエノスアイレスにとって歴史的な支柱のひとつ」とし、「アートワールドで最も重要なもののひとつであるアートバーゼルが、『シティーズ』初のパートナーとして我々を選んでくれたことを祝したい」と語る。

 今後アートバーゼルとブエノスアイレス市は数か月かけてプログラムをデザインしていく予定だという。なおアートバーゼル側は3月の発表以降、世界各都市と対話を重ねてきたとしているが、ブエノスアイレス以外の候補都市は明らかにされていない。


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