2015年11月10日〜12月19日に東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートにて、ドイツのアーティスト、ゲルハルト・リヒターによる3年ぶり9度目となる個展が開催されます。
世界でもっとも注目を集めるアーティストのひとりである、ドイツの画家ゲルハルト・リヒター。新聞や雑誌の写真を大きくキャンバスに描き写し、油彩やエナメルで画面全体をぼかす手法を用いた「オーバー・ペインテッド・フォト」をはじめ、多様な表現に取り組む画家が、11月10日〜12月19日、ワコウ・ワークス・オブ・アート（東京・六本木）で、3年ぶりの個展が開催されます。
「Painting」と彼自身が名付けた本展で注目を集めているのは、2005年以来10年ぶりに初公開となる、油彩画の最新作8点。さらに、ガラスにラッカーで描くシリーズ「アラジン」から日本未公開の5点のほか、リヒターがパーマネントスペースのオープンを予定している、瀬戸内海へ訪れたときの写真を用いたオーバー・ペインテッド・フォトによる作品の展示も予定されています。彼の作品世界をたっぷりと感じることのできる展覧会です。
2012年に日本公開となり、大きな評価を集めていた前作「ストリップ」シリーズを、2015年発表の作品で最後としたリヒター。今後の動向について注目が高まるなかの新作絵画の発表は、彼が今後どんな表現を目指すのか、これからの指針の表明とも受け取れます。
Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター 「Painting」
会期：2015年11月10日～12月19日
場所：WAKO WORKS OF ART
住所：東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
問い合わせ：03-6447-1820
開廊時間：11:00〜19:00
休廊日：日・月・祝日
現代絵画の最高峰とされるゲルハルト・リヒターの最新作品を、いち早く目にすることができる機会です。お見逃しなく！